好きなことに一心不乱

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◆好きなことに一心不乱になる・瀬戸内寂聴 ※真似しないこと

 

2008年の記事よりhttp://www.asakyu.com/column/?id=456

 

私は小説家を志して努力したわけではありません。やはりこの仕事に才能があったのだろうとは思いますね。夫と一人娘を置いて家を出た私ですが、その理由を「小説が書きたいから」と告げた。だから、小説家にならなければならなかったんです。でも小説が好きで、書きたいという情熱にもどこかで気付いていたのだと思います。

 

 やはり仕事は好きなことでなければ、と今も若い人に言います。安全で無難だけれど、自分の気持ちが奮い立たない仕事で、長い一生の時間を使っても伸びないと思いますね。紫式部もそうだったけれど、若くして夫と死別した後に残された無為の時間を、小説を書くことで埋めていた。でもそれは書きたかったから、好きだったからですよ。内から突き上げる力があったのだと思う。

 

私にしても、突然書きたい、書けると突き進んだのは自分でも不思議ですが、そんな血が先祖のどこかにあったかも知れない。好き、引かれるというのが才能の入り口であり、そして文学だけでなく、芸術は一に才能、二に才能、三に才能。これは努力とは関係なく持って生まれたものです。

よく、やりたいことはもう少し後になってからやるという人がいる。でも、持って生まれた才能、その人に備わっている力は、若い内から必ず外に出たがるものなの。40歳を過ぎて突然あふれてくるなんてありえない。またその時まで押さえ込んでおくことも難しいものです。

 

恐れずに好きな仕事を懸命におやりなさい。自分の仕事を愛しぬいて、誇りを持って取り組めば工夫もする、人がやらない知恵も出す。誰かに指示されるとか、強制されることよりいい仕事になっていく。そんなふうにしてあなたを引っ張ってくれることが、あなたの仕事なのです。

 

◆仕事力って、自分を信じる力ですね

 

なりたくてなった小説家だから、私は苦しいと思ったことはないんです。仕事をいただければ、ただひたすら懸命にその仕事をやりぬいた。本当にいつもそれだけだったと思いますし、今も変わらない。努力したという意識もないほどです。

 

最初に世に出た時、『花芯』という小説でやっつけられました。女性の心と官能を生々しく描いたといって5年間も干されてしまった。つらいというより、ただしゃくに障っていたのね。でも、私の力を分かってくれている人々がいたのです。匿名批評家が下品な批評をしたために、多くの不快な思いをしましたけれど、自分の仕事には自信がありました。なんら恥じることはないと思っていましたから、コンチクショウとは思ったけど(笑い)、それだけのことです。

 

世間の顔色を見て、それに合わせていこうとしたら、恐らくグラグラしたでしょう。女のくせにこんな小説を書いてと言われても、私にとってはやりたかった仕事なんですね。今まで誰も文字にしなかったかもしれないけれど、女性の生と性をとらえたと私は思っていました。

好きな仕事、やりたい仕事をやり続けていくと、必ず前に立ちはだかる存在はある。それは上司かもしれないけれど、いつか変わる。グズグズ言わずやりぬきなさい。(談)

 

せとうち・じゃくちょう ●作家・僧侶。1922年徳島市生まれ。東京女子大学卒業。57年『女子大生・曲愛玲』で新潮社同人雑誌賞、61年『田村俊子』で田村俊子賞、63年『夏の終り』で女流文学賞、92年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、98年NHK放送文化賞、2001年『場所』で野間文芸賞受賞。1973年岩手県平泉町の中尊寺で出家得度。87年~2005年岩手県天台寺の住職を務める。代表作に『現代語訳 源氏物語』『釈迦』『秘花』など。06年文化勲章受章。比叡山延暦寺の禅光坊の住職に就任。

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好きなことで食える。好きなことが人生。理想的な天職。凡人は真似してはいけない。しかし、人生は一度。好きなことで生きていきたい。が、この世は資本主義社会。食えないと好きなこともできない。生きてもいけない。食えないと。まず第一は食える仕事=お金になる、お金が貰える仕事。かつ、好きならベター。好きだが食えないお金がもらえない=餓死やホームレス。それも人生山頭火。誰がどうなろうが関係ない。他人には。どうせ死ぬんだから。
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