「疑似科学」。ホメオパシー、飲むコラーゲンも効かない。サプリや健康食品も。が、信じる者は救われる。3割は。

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「疑似科学」。なぜ人は欺されるのか、どう対処するればいいのか。2010年科学ジャーナリスト賞を受賞し、「ゼロリスク社会の罠」の著者でもある佐藤健太郎氏に聞いた。(取材・文=フリーライター・神田憲行)
※以下の抜粋は「NEWSポストセブン」

http://www.news-postseven.com/archives/20130225_173290.html
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--疑似科学とは、どんなものを指すのでしょうか。

佐藤:はっきりした線引きは難しいのですが、もっともらしい用語をちりばめて科学を装いながら、科学的根拠がはっきりしないものを指します。多くは何らかの形でビジネスと結びついています。

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--たとえばどんなものがありますか。

佐藤:典型は「ホメオパシー」でしょうか。200年前にドイツの医師が提唱した“医療行為”なんですが、レメディという砂糖玉を舐めれば人間の自然治癒力が高まり、病気が治るとされました。これは原理的にも考えられませんし、治療効果もないことは厳密な試験で実証されています。砂糖玉を舐めているだけでは毒にも薬にもならないですが、それだけで病気が治ると思い込んで、他の医療行為を拒否するところが問題になるのです。疑似科学に共通するのは、「シンプルでわかりやすい」「博士やタレントなど広告塔になる権威付け有名人がいる」「意外性があって心に残る」といった点です。わかりやすさでいえば、たとえば「コラーゲンを食べてお肌がツルツルに」という広告をよく見ますが、科学的な根拠は何もありません。

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--えっ、でも牛すじとか食べてツルツルになったとかよく言いますよね。

佐藤:コラーゲンは皮膚の重要成分ですが、胃の中に入ったらばらばらに分解されるので、肌にそのまま行くことはありません。それだったら頭髪の薄い人は髪の毛を食べればいいということになってしまう(笑)。しかし、一度「私には効いた」と思ってしまうと、自分で体験したことは理屈よりずっと強いですからね。

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--なぜ疑似科学が蔓延するのでしようか。

佐藤:日本人の「ゼロリスク志向」と結びついていることはありそうです。誰しもリスクを避けたいのは当然ですが、そこに「自然」「副作用のない」といったキーワードで語られると、つい耳を傾けてしまう。ただ残念ながら、どんなにしてもリスクはゼロにはなりません。でも疑似科学が繰り返しいろんなものが登場するのは、メディアの責任もやはり大きい。EM菌やマイナスイオンなど、今でもメディアで肯定的に報じられたりします。おかしいなと思った人が指摘しようにも、手間はかかるし負担も大きく、何か自分の利益になるわけでもない。あえて否定するインセンティブがないんです。

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--疑似科学に欺されないためにはどうすればいいのでしょうか。

佐藤:科学リテラシーを持てといっても簡単なことではないですが、SNSの活用はいいかもしれません。SNSはいかがわしい情報が拡散するのも速いですが、科学者や専門家がそれを打ち消す動きも速い。ちょっと変だなというものが現れたら、それに関するツイートを探してみるのもいいかもしれません。

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もうひとつ、「その情報が本当だとしたらどうなるか」をよく考えてみること。擬似科学とはちょっと違いますが、今回の原発事故以降、「鼻血が出た、下痢をする」と放射線被害の心配をしている人がかなり出ました。もしそんな症状が出るなら、福島の近くに行くほど鼻血や下痢を起こしている人が増えるはずですが、そうはなっていない。上空を飛ぶために200マイクロシーベルトの被爆をしている国際線のパイロットや乗客は、みんな毎回鼻血を出してなければおかしい。専門知識がなくとも、判別できることはいろいろあるはずです。

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【プロフィール】
佐藤健太郎(さとう・けんたろう):1970年、兵庫県生まれ。東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。医薬品メーカーの研究職を経てサイエンスライターに転身。「医薬品クライシス」(新潮新書)で科学ジャーナリスト賞2010を受賞。著書に「『ゼロリスク社会』の罠」(光文社新書)、「化学物質はなぜ嫌われるか」(技術評論社)など。

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ありがとうの氷    水ミヤネ屋

 

【栢野】疑似科学、ニセ科学といえば、「水にありがとう!と言葉をかけると、綺麗な氷の結晶になる。バカ野郎!では汚い結晶になる」という説を提唱し、その結晶の写真集を出してベストセラーになった「水からの伝言」著者・江本勝がいる。なんだかなあ~と疑いながら、講演会に参加したこともある。会場は信者でいっぱいだったが、江本さんの人相と目は詐欺師のそれでした。私の偏見ですが。単に本と癒しCDと講演会程度ならいいけど、悪徳占い師が最後に壺や水晶売るのと同じく、江本さんは200万円の波動測定器とか売っていた。信者は買うからねえ。

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私は最初、本が出た2000年前後、この説は信じていた。というほどではないが、本も読んでないし、自分で実験もしてない。が、この手の話が大好きな船井幸雄関連の雑誌などで何度か目にし、いい話だなあと、素直に思った。そうかもしれない。木や花にモーツアルトを聴かせると育つと聞き、うん、人間も聴けば良い気分になるし、その手のことは動植物の細胞に良い作用を働かせるんだろうと。水にありがとう!というと綺麗な結晶になる。

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なるほど。これは普段の生活もそうだ。周囲の人に「ありがとう!」という人と、「バカ野郎!」という人では、明らかに前者は人間関係も仕事も人相も精神状態も良くなり、結果としてカラダも健康になり、お金持ちになって幸せになる。逆に「バカ野郎!」と不平不満汚い言葉ばかり吐いてる人は、他人からも嫌われ、結果として不幸な人生を歩む。・・・

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と、文章の流れで書いたが、これはほぼ事実ではないか。うーん、素晴らしい。「水からの伝言」は正しい。科学的にはウソだが、考え方としては正しい。「人は思うような人になる」「思考は現実化する」と言うが、ある程度は正しいですね。プラス思考とかマイナス思考の功罪はある。さらに、ニセ薬でも、病状によっては3割ぐらい治る「プラセボ効果」もある。治ると心底信じれば、人は病を治す自然治癒力がある。運勢や占いや水晶球も、パワーストーンも座右の銘も、それなりの効用はある。

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嘘も方便。嘘でも詐欺でも騙しでも、相手にとってイイことは、自分にとって良いことは、素直に信じると効果が出る。こともある。という疑い深い客観的評論家的左脳論理的な考えでは、真の思い込み勘違いパワー=プラセボ効果は出ない。すなおな人は成功する。と言われるが、すなおな人はプラセボ効果を出しやすい。疑う人は、プラセボの良い効果を引き出しにくい。のではないか。

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新薬の開発では、必ず新薬と偽薬(プラセボ)を共に患者に提供し、その効果を調べる。当然、新薬の方が効果が出るが、偽薬を投与された患者も3割から6割も効果が出るという。実際に私の知り合いで医者や薬剤師の3人からもそう聞いた。人の自然治癒能力ってスゴいのだ。心身ともに。

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と、ここまで書いてる途中、調べたら江本さんが死んでいた。2014年の10月に。71才か。左脳系からは詐欺的トンデモ研究家、右脳系からは大先生。自らはバッシングを受けた時、「あれはポエムなんですよ」と絶妙な応え。以降は海外で活躍。FBやサイトも英語が多い。なるほど。戦略としては正しい。スピリチャル作家講演家に昇華したのね。オモシロイ話題をサンキュー!あざっす!

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