代替医療のトリック

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先ほど、年商50億の会社を調べてました。メインは健康食品。ふと、その食品名「フコイダン」(ガンに効くガセネタあり)で検索すると、一番上の広告に出たのが「九州大学医師が認定」みたいな。あーやっぱ怪しい。サイト見るといきなり、昔は暴走族だったような眉毛の細い社長がw あんた顔写真出さん方がいいよ。詐欺認定。儲かるからやっているだけ。うちのフコイダンは医師と相談できますと、九大出身の医師が。

 

他のサイトは冒頭から素人騙しの「内閣府認証 特定非営利活動法人」と書いてて、単なるNPO法人格を大袈裟に書いてる。これもその時点で詐欺認定。で、そのNPO調べると、それらしきことが書いてあり、会員を見ると民間企業が数社。その中の実質1社がフコイダンを売っている。医師が定期的にセミナーしてるが、その医師はたぶん友達か金で雇っている副院長。相談を受け、最終的には会員の民間企業のフコイダンを売る。

 

まあ、この業界では普通にある詐欺的商法だが、良心の呵責に苦しむことはないのか?経営者はともかく、社員はどうか?社員も洗脳されてて知らないか?ならいいけど。顧客はうまく洗脳しろよ。いかにあるプラシーボ効果、それしかないんだから。

 

しかし、フコイダンは一升瓶程度で3万円~もする。スゴいな。様々な会社が売ってるが、仁丹もフコイダン売っている。森下仁丹は昔、仁丹をコレラやチフスに効くと広告して大儲けした。もともと詐欺会社なのだ。

 

が、詐欺でも本気で騙せばプラセボ効果=自然治癒力を引き出す。詐欺をやるなら本気で騙そう。騙して相手の自然治癒力を引き出せば詐欺ではない。がんばろう!

 

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◆代替医療

※西洋医学でない。詐欺や眉唾も多い。信じる者は救われる?騙される?

 

古くからある伝統的療法や民間療法

中国医学(漢方薬、鍼灸、気功)・インド医学(アーユルヴェーダ、ヨーガ)・チベット医学・ユニナ医学(アラビア医学)・原住民の療法(アメリカ、ラテンアメリカ)

西洋医学に対抗した新しい医療

カイロプラティック療法・オステオパチー療法・ホメオパチー

心理療法(サイコセラピー)

精神療法・半断食法・自然療法・手かざし療法・自律訓練法・催眠療法・サイントン療法・バイオフィードバック療法・カウンセリング療法・リラクセーション療法・ヘラーワーク・アロマテラピー・スピリチュアル・ヒーリング・呼吸法・瞑想・ヨーガ・祈祷療法・芸術療法・音楽療法・ダンス療法・絵画療法・笑い療法・ユーモア療法・イメージ療法・温泉療法・足浴療法・下半身浴療法

食事療法

玄米食療法・青汁療法・ワカメ・コンブ療法・ゲルソン療法・自然葉法・医聖会栄養療法・ニンジンジュース療法・マイクロビォティック・メイ牛山式果物・野菜療法・甲田式小食療法・体質別健康法・森下式自然医学療法・パイウォーター・ビタミン療法・ビタミンA・ビタミンB17・ビタミンB15・ビタミンC ・ビタミンE

健康食品療法

朝鮮ニンジン・霊芝・プロポリス・純水米酢・SOD強化食品・AHCC・アガリスク・アラビノキシラン・メシマコブ・キチン・キトサン・乳酸菌生産物質・肝臓末・サメ軟骨エキス・GCP(アミノアップ化学) ・姫マツタケ・ウミヘビエキス・フコダイン・タヒボ茶・マイタケ・ウコン・セレニウム酵母・KC-2

薬用・香料植物(ハーブ)療法

アロマセラピー・アロエベラ・野菊の花・ドクダミ・オオハンゴウソウ・ショウガの根・イチョウの葉抽出液・アメリカマンサク・黄色ギシギシ

用手(手技)療法

指圧療法・マッサージ療法・リフレクソロジー・足もみ・ビワの葉温圧療法

電気療法

ブルー光治療・人工光照射・電気ばり・電磁場治療法・遠赤外線療法・電気刺激と磁気刺激・微細エネルギー・光線療法・波動療法

薬理学的療法

オゾン療法・MKKヨード療法・細胞療法・アミグダリン療法・Ge-132療法・キレーション療法・グルマニウム療法・代謝治療法

免疫療法

飲尿療法・クレスチン療法・ヒシバニール(OK482)療法・クレスチン(PSK)療法・インターフェロン療法・インターロイキン療法・ATK(自己腫瘍細胞障害)療法・自律神経免疫療法・新免疫(AHCC)療法・インターロイキン12療法・免疫監視療法・新リンパ球療法・丸山ワクチン療法・蓮見ワクチン療法・胸腺療法

解毒療法

CDA-II・膵臓酵素・排泄療法・コーヒー浣腸・活性酸素抑制酵素・月見草油・亜麻仁油・天仙丸・天仙里芋パスタ・生姜湿布など。

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その他

自己啓発セミナーや研修

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以下は http://kaysaka.blog.so-net.ne.jp/

より抜粋

 

 

プラシーボの治癒力―心がつくる体内万能薬 [本(医療問題]

『プラシーボの治癒力』最近までのほとんどの薬はプラシーボだったのだから医療の歴史の大部分はプラシーボの歴史といってもいい。被験者が不安を強く感じているほどポジティヴなプラシーボ反応が起きやすい。プラシーボと確信していても反応あり。あるものが有効だという証拠がないというだけではそれが有効ではないという証拠にはならない。
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プラシーボ発生率は1/3。プラシーボ治癒率は大きな幅がある・10-90%。プラシーボを起こす環境とは、意味のある説明、思いやりといたわり、主導権とコントロール。ノシーボ効果とは、ネガティブな期待を抱けば健康に悪い影響を与える可能性が高まること。
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プラシーボ反応の本質をつかむための中心概念になっていくのは体内の製薬工場という概念である。被験者が不安を強く感じているほどポジティブなプラシーボ反応が起きやすい。あるものが有効だという証拠がないというだけでは、それが有効ではないという証拠にはならない。
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ホーソーン効果とは、ただ誰かがじっと観察し行動を記録しているだけでみられている人たちの行動や能率が改善される傾向のことである。
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偽薬のミステリー [本(医療問題]

『偽薬のミステリー』
パトリック・ルモワンヌ(精神科医)
紀伊國屋書店(2005)

パーキンソン病6-18根が人体の形を想起させる朝鮮にんじんとマンドラゴラ。東洋で犀の角がインポテンツ治療薬になったのはそれをペニスに見立てたため。だから特別なものだと思われた。治療への参加意識の強さが偽薬効果を高める。
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偽薬は医師と患者との間の関係の質を反映する。古代エジプトの薬で生き残ったのは阿片とアスピリンだけだった。プラシーボを起こしやすい象徴理論が伝統医学の基礎にある。
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偽薬効果 [本(医療問題]

『偽薬効果』
H. ビーチャー
春秋社(2002)
強いストレスがコルチゾールの分泌を増加させ、免疫系が抑制される。偽薬は副腎の活動を活発化させる。偽薬はストレスを減らし、免疫系を回復させるのだ。不安の強いものほど偽薬に反応する。偽薬が最も効力を発揮するのはストレスが最大になったとき。すなわち不安の解消によるストレス軽減がその正体なのだろう。
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ヒポクラテスが用いた薬はいずれも効果がないことがわかっている。すなわち偽薬効果だけだった。言葉を介した偽薬効果だけが条件づけられるのは患者が医師へ義理立てしているため。究極の偽薬とはバイオフィードバック。強迫性障害には偽薬効果は現れず。本の最後に超能力肯定と量子遠隔効果の奇妙な論文あり。
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病気の30%は自己治癒能力の低下によるものではないかと思う。・今日の一言・いぼの暗示療法では治癒のイメージが鮮明であるほど速く治る。
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かぜの科学―もっとも身近な病の生態 [本(医療問題]

『かぜの科学』
ジェニファー・アッカーマン(サイエンスライター)
早川書房(2011)
風邪は感染しても平気な人がいる。ライノウイルスは、四人に一人は感染しても症状が出ない。風邪は空気感染はしない。手の接触による。手で鼻や眼に触るため。風邪ウイルスの培養は33℃。熱を出すとウイルスの活動は低下する。風邪の諸症状はウイルスの破壊的影響ではなく侵入者に対する身体反応の結果。━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
映画スター、スカーレット・ヨハンソンの使用済みティッシュは5300ドル。鼻紙が欲しいって変態だよなあ。寒さと風邪のかかりやすさには何の関係もない。マスクは気休め。マスクをかけない場合に被る不利益を明確にするにはさらに大規模な研究が必要である。風邪を撃退したいなら免疫力を強化するのは最悪なのだ。
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ウイルスは細胞ではないから細胞壁をもたず、したがって抗生物質はまったく効かない。大半の風邪ウイルスの場合、鼻と眼が主たる侵入口となる。アデノウイルスには、鼻づまりだけではなく肥満をも引き起こすものがある。
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パワフル・プラセボ-古代の祈祷師から現代の医師まで [本(医療問題]

『パワフル・プラセボ』
Arthur K.Shapiro(精神医学)
協同医書出版社(2003)
原題:The Powerful Placeboプラセボ効果から見た医学史。非常に面白いのでお薦め。学史はおおむねプラセボ効果の歴史。医者-患者関係の力強い作用の歴史なのだ。患者への信頼と医師自身の臨床経験からなるシンボリックなもの。だからこそ信頼されれば治ったも同然。心理療法や精神分析はプラシボに含めるべき。というかプラシボそのものだもの。
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医学実験の難しさ。二重盲検で全く作用のない薬を使うと医者も患者も気づいてしまい盲検ですらなくなってしまう。肯定的プラセボ効果において不安が中心的役割を果たす。不安のもたらす緊張を解除することが自己治癒力を回復させるのだ。医学史はおおむねプラセボ効果の歴史であった。治癒は薬によるものではなく、患者の医師や薬に対する信頼によるものである。紀元前1500年頃書かれたとされるエベルス・パルピスは最も重要な医学パルビスであり、さまざまな病気についての処方が編纂されている。それには842の処方箋と鉱物、野菜、動物から採られた700の薬が記録されるが、わずかな例外を除きすべて価値がないものだ。
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鍼治療は消毒されていない鍼を使ったため、何世紀にもわたって中国特有の病気とされた血清肝炎を広めた可能性が高い。キナ皮はプラセボではない最初の薬と考えることができる。ルルド育ちの村人でルルドの洞窟の霊験により治ったものはいない。アスクレピウスの神殿での出来事は、多くの難病や重病を精神インパクトにより治せることの証明である。古代の治療者が偶然に有用な薬を見つけても、科学的に評価できないため使用法は一貫せず、後の時代に伝えられることがなかった。
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もしケシと麻黄を有効な薬のリストに加えれば合わせて6つとなる。それはデータの絞り出し、牛の乳搾りと同じく乳房を最後に一もみすれば余分に牛乳はとれるが質がいいわけではない、として知られるものだ。ギリシア医学は何ひとつ科学的ではなかった。
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代替医療のトリック [本(医療問題]

『代替医療のトリック』
サイモン・シン(科学ジャーナリスト)
新潮社(2010)
医学と科学思考についてわかる名著。毛沢東:私は漢方の治療は受けない。中国の鍼手術のデモンストレーションでは局所麻酔や鎮静剤も使われていた。対照実験用の伸縮鍼や偽鍼と鍼の効果は同じだった。どうやら鍼治療の効果は100%プラシーボのようである。大部分の代替医療は多くの症状でプラセボ効果を上回る効果はない。
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代替医療の恐怖。カイロプラクティックで脊髄損傷による死亡者。鍼治療で肝炎に感染し臓器損傷や死者も。ホメオパシーにより通常医療を回避して死亡するケース。漢方による腎不全。漢方やアーユルヴェーダの汚染薬問題。
指圧による負傷のケース。瞑想によって精神疾患が悪化するケース。医療で注意すべき点。平均への回帰。風邪や腰痛なら自然に治るということ。また安全で有効であることが証明できる代替医療は、実は代替医療ではなく通常医療になるということ。
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科学的医療は代替医療の良いところを既に取り込んでいるのである。ただ自然であるというだけで良いとは言えない。逸話の複数形はデータではない。科学と意見という二つのものがある。前者は知識を生み後者は無知を生む。
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